美しい北欧家具

私が北欧地域に2ヶ月ぐらい滞在した時の話を続けたいと思いますが、あの厳しい環境の中で生き抜いていく術を知っている彼らだからこそ、室内をムダに飾り立てる事はしませんし、シンプルであるからこそ生活がしやすいと言うことを知っており、更に毎日を快適で健やかに暮らす為に必要なこと学ばされたように思っています。

また、シンプルで快適であることに対して重点をおき、ひたすらそのポイントを突き詰めているので、それがライフスタイルにも絡み合っているところが有り、北欧で有名な北欧家具や雑貨なども全て装飾することを嫌うかのように質素な物が多数です。

ですが、いちど北欧家具を目にしてみると分かりますが、そのデザインのフォルム自体が美しい構造になっており、素材の持ち味を最大限に活かした最高峰の技術を用いることで、見る者を魅了し、まるで宝石を見ているかのような美しさを醸しだしています。

北欧の人は、きっと職人肌の人が多いのではないかと勝手に思っているのですが、傾向を見ていると、新しいものを創りだすというよりは、1つのことに対して追求して、どれだけ最高の物に出来上がるかを研究して磨いていく気質があるように思います。

もちろん全員がそうではないでしょうが、多くの人はその傾向にあるような気がします。

北欧家具の実用性に関しては今更いうことではないのですが、北欧家具や雑貨は高度なデザイン性で人をひきつけさせる力があり、一目で釘付けにされてしまうのです。

また、何十年も使い続けているうちに、その良さが、いっそう伝わってくるようになり、人もそうですが、年を取るたびに魅力をましていくように、北欧家具も使い続けて年を取ることで本当の魅力というものが磨かれ、きっと手放したくなくなります。

モダニズムと北欧家具

実のところ、北欧家具のデザインというものは、ドイツの影響を多少なりとも受けておりまして、1920年にドイツの美術学校などをきっけかにしたモダニズムは、北欧にも届きまして、そのカラーを今も受け継がれていると言われています。

いまの北欧は違いますが、デザイン界におけるモダニズムというのは、生産効率を重点的に考えられており、いわゆる合理性を追い求めたシステムとでも言いますか、機能の向上を目標としている運動でして、良い面もあるのですが、これは世界中に広まり伝統や地域の特色というものが失われてしまうといった事でもあるのです、つまり、文化を失うことにもなり、人々のアイデンティティーというものがなくなり、人としての誇りや国を愛するという気持ちがなくなり、国を滅ぼしてしまう可能性も出てくるわけですが、このような世界的な流れがある中で、北欧家具などのデザインは、モダニズムを消化しながらも、それを上手いこと北欧の生活伝統や感覚的なデザインと融合させる事に成功し、今では独自の北欧家具としての地位を確率しているわけでして、日本も鎖国時代が長かったので、独自の文化を築づきあげることに成功しているわけですが、ともあれ、それから30年後には北欧家具の黄金時代が到来したのです。